建築家・住宅・リフォーム


ホーム > お客様の声 > 大蔵の家/松山将勝

庵のような落ち着いた佇まいの家が完成しました。
設計/松山建築設計室 松山将勝
施工/今村工務店

和とモダンがミックスした、現代の古民家です!

北九州市内から車で数分走った小高い山の中腹に梶原邸は建っています。目の前には開放的な風景が広がる、眺望の家です。
梶原さんご夫妻はこの地に昭和初期から建っていた母屋の建替えを切望されていました。しかし、立地が急斜面にある上に工事搬入口が狭く重機などが進入できないため、建設をあきらめかけていたのです。そんな時にプロトハウス事務局が開催したイベントで建築家の松山将勝さんと巡り会ったのでした。
「建てば結構ですので、すべてお任せします」
手作りでまとめた膨大な敷地状況写真を手に、家づくりへの思いを謙虚に語る施主を見て、松山さんはその熱意に打たれました。
「梶原さんの年齢や土地柄、旧民家の建替えという要素を考慮して古民家を現代風に再現することをテーマにしたんです」と松山さん。
着工間際に、隣接する住戸が解体されその跡地の借地が可能になるという幸運が舞い降りました。その結果、工事がスムーズに進行したのです。
完成した住戸は夫婦2人で暮らすのにちょうどいい平屋の居住空間です。キッチン、ダイニング、リビング、和室が壁ではなく、家具やすだれ、あるいは床のレベル差で曖昧に仕切られ、開放的ながらも落ち着けます。
床は大分県日田産の檜。もちろん無垢材です。自然乾燥させた木材を、施工を請負った今村工務店さんが自社加工して仕上げました。できる限り自然素材にこだわった仕上げですが、「自社加工によって木材の無駄を出さずに使い切る」ことにこだわっている工務店との出会いがそれを可能にしたのです。
和とモダンがシンプルにミックスされた外観は墨入りモルタル塗りに、檜や米スギの無垢板貼りを施し塗装仕上げとしています。内部壁は漆喰塗。和室は琉球畳と手染めの和紙貼りです。
このような自然素材をふんだんに用いた室内環境ですが、独自の24時間空調システムを採用することで、一年を通して快適な温熱環境が実現できています。
リビングの中央にはコタツが掘られていて、そこにも空調が入っています。夏には冷風が、冬には暖気が吹き出す仕組みです。そこに座って外に目をやれば、緑豊かな山裾が眼前に広がります。
落ち着いた色調の和紙を貼った和室の丸い天井も、和的モダンで心地よい雰囲気です。

Page top