そんなニッシンイクス社が昨今取組んでいるのが、フランス産漆喰の取扱いだ。外壁用の百年壁と内装用のグランテールがあるが、いずれも歴史的な実績のあるフランス産にこだわっている。
百年壁は、フランスの石灰大地で採れた石灰岩を主材に100%自然素材でつくられた砂漆喰(石灰モルタル)である。消石灰は水を加えて二酸化炭素と化学反応を起こし、石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウムとなる。この自然作用で長い年月をかけて硬化し石に戻るという。一般的なイメージを想像すると、壁は次第にボロボロになって剥がれ落ちていくところだが、この百年壁は逆である。壁は固まって石になるのである。それを想像すると、実に心強い!内装用のグランテールは、「砂入り」「砂なし」の2系統を用意し、いずれもパステルカラーの柔らかな色使いである。調湿、防カビ、消臭の機能に優れ、年月とともに硬化する性格から耐久性も高い。
ニッシンイクス社が、このような自然漆喰を取扱うようになった背景には、無垢へのこだわりがあった。反りやヤニ等の自然素材特有のクセがある無垢材だが、本物の持つ質感や安心感は何物にも代え難い。このようなポリシーの延長線上に自然素材の漆喰に出会う必然性があったのだ。しかも建築材料として17世紀からヨーロッパで使われ続けてきたフランス産という確かな実績を持つ漆喰を採用したところに同社の姿勢が見えてくる。外壁材というと"メンテナンスフリー"のガルバリウムに注目が集まりがちな昨今だが、百年という長い目でとらえてみれば、漆喰壁も現実味が増してくる。天然色砂で着色しているので色落ちや色あせが少なく10〜15年は外壁面の塗装吹き直しが必要ないという。それ以降は、自然に硬化して石のような壁になっていくのだろうか。50年後、100年後を見てみたい商品である。
無垢床材からはじまって自然素材にこだわるニッシンイクス社。今後の同社の方向性から目を離すことはできない。| 社名 | 株式会社ニッシンイクス | |
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| URL | http://www.nissin-ex.co.jp |
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